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元銀行員が住宅ローンのすべてをわかりやすく説明します

公開日:2019年 4月14日
更新日:2022年 1月12日


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住宅取得の諸費用を抑える裏ワザ

前のページ「住宅購入にかかる諸費用を知る」で見てきた通り住宅購入には結構諸費用が掛かるんです。
出来れば安く抑えたいですよね。
住宅取得時にかかる諸費用で税金や手数料は抑えることはできませんが、いくつかの項目は努力や工夫で抑えることができるんです。
その方法を説明します。


前ページで説明した住宅取得時にかかる諸費用の具体例をベースとして解説します。
諸費用の具体例は次の通りです。

シミュレーションの前提

物件価格   4,000万円
建物  床面積 100u(約30坪)
土地  面積  120u(約36.4坪)
固定資産評価額  建物 1,300万円、土地800万円
住宅ローン  返済期間 30年

税金・登記費用
 項目  概算費用
(円)
 内容 支払い時期 
 印紙税  35,000 売買契約書・金銭消費貸借契約書に貼付します
金額によって決められています
売買・ローン
契約時
 登録免許税  210,000  固定資産税評価額、借入額などから算出 登記時
 登記手数料  100,000 司法書士への手続きのための報酬
司法書士によって報酬額は異なります
登記時
不動産取得税  30,000 原則 土地・家屋それぞれ3%
(軽減措置あり)
入居後
固定資産税  50,000 売主と購入者が日割りで按分など協議で決定します 引渡し日
 小計  425,000    

ローン・保険関係
 項目  概算費用
(円)
 内容 支払い時期 
保証料  570,000 一括前払い、金利に上乗せ、無料など商品に
よって異なります
ローン実行時
団体信用
生命保険料
 0 通常金利に含まれおり別払いの必要はありません
別途必要な場合は、ローン残高の0.3%程度で金利
に上乗せなど商品によって異ります
ローン実行時
融資手数料 32,400 3〜5万円、融資金額の2%前後など金融機関に
よって異なります
消費税がかかります
ローン実行時
火災保険料  950,000 補償内容・期間・保険会社によって異なります
【例】30年一括 建物2,000万円・家財1,000万円
ローン実行時
地震保険料 180,000 【例】5年払い 建物・家財(東京都) ローン実行時
 小計  1,732,400    

その他の費用
 項目  概算費用
(円)
 内容 支払い時期 
引越し関連  200,000 引っ越し業者や引っ越し時期によって異なります
(ごみ処分や電話移転費も含む)
入居時
家具・カーテン・家電  200,000 選ぶものによって異なります 入居時
雑費 50,000 近隣あいさつ、移転はがき、お祝い返しなど 入居時
小計 450,000    

住宅取得時にかかる諸費用の総合計  2,607,400円

それでは個別に見ていきましょう。

火災保険を5年ごとや1年ごとなど、短期で加入する

上記シミュレーションでは火災保険は30年一括支払いを前提にしています。
一括支払いですと割引率が高くお得なんですが、これを5年ごとや1年ごとなど、短期で加入するとその分最初の支払いは安く抑えられます。
シミュレーション上は950,000円で見積もっていますが、仮に1年払いにすれば約900,000円は一時的に抑えることができます。

火災保険(地震保険)は必要な保障を備えたリーズナブルなものに加入する

当たり前ですが保険は保障が厚くなれななるほど、保険料は高くなります。
ご自身の家族構成、住んでいる地域などを総合的に勘案し、不要な保障を除き、本当に必要な保障を備えた保険に加入すれば保険料自体が安く抑えられます。
火災保険(地震保険)の選び方の詳細については「木造注文住宅の家づくり.comの火災保険(地震保険)の比較、選び方」のページで説明していますのでご参照ください。
また、地震保険の考え方については「地震への備えと対策.comの地震保険に加入する」のページで説明していますのでご参照ください。

不動産登記を自分で行う

上記シミュレーションでは登記手数料を100,000円で見積もっていますが、実際にはもっとかかると思います。
登記手数料とは不動産登記を行う司法書士への手続きのための報酬です。
不動産登記にかかる費用は本来、登録免許税という税金だけです。
しかし、司法書士や土地家屋調査士に登記を依頼すると登録免許税に加えて報酬や実費がかかります。
報酬は司法書士や土地家屋調査士に対する手数料で実費は交通費など登記ににかかった費用です。
報酬は一律ではなく、司法書士や土地家屋調査士によって違いますし、実費もどこまでが実費かよくわからないところがあります。
この報酬や実費というのが高いんですね。
不動産登記を自分で行うと登記手数料はタダです。
登記を自分でするってハードルが高そうですがそうではありません。
私自身も多少勉強しましたが、やってみるとそれほど難しいことはなく無事登記することができました。
不動産登記を自分で行う詳細については「木造注文住宅の家づくり.comの家を建てる不動産登記を自分でやってみる」のページで説明していますのでご参照ください。

引越し費用を抑える

上記シミュレーションでは引越し費用を200,000円で見積もっていますが、これは工夫次第でグッと抑えることができます。
引越しはその時期によってビックリするくらい値段が違います。
例えば会社の人事異動が多い3月や12月、その他ゴールデンウィークや年末年始、お盆の時期などは引越し料金が高いんです。
人事異動など時期を選ばない引越しと違って、新居に引越す場合は多少時期をずらしても大きな問題がありません。
引越し業者も閑散期や閑散日は料金がとても安いんです。
ですから引越しの日にちは料金の安い日を選んで柔軟に対応すると随分お得です。
それから複数の引越し業者から相見積もりを取ることも大切です。
引越し業者は数も多く、同じ日時の引越しでも見積もりにはずいぶん差が出るんです
引っ越し費用を抑えることの詳細については「木造注文住宅の家づくり.comの引越し費用を抑える業者探しと準備」のページで説明していますのでご参照ください。

保証料無料の住宅ローンを選ぶ

住宅ローンの保証料は住宅ローン借入れするために、保証会社の保証が必要な場合に保証会社に支払うものです。
保証会社に保証してもらう手数料ですね。
そもそも、保証料は何のために支払っているかといえば、銀行でお金を借りるときには、通常、保証人が必要になりますが、住宅ローンの場合には保証人を付けるのではなく、銀行指定の保証会社に保証をしてもらうことが、借入れの要件になっているんです。
そして、保証をしてもらうために、保証会社に支払うのが保証料で、その額は借入額と返済年数によって決まります。
上記シミュレーションでは住宅ローンの保証料を570,000円で見積もっています。
結構高いですよね。
しかし、最近では保証会社の保証は必要ないと考える金融機関もあり、保証人、保証料とも不要という住宅ローンも登場しています。
ネット銀行のソニー銀行や新生銀行は保証料なしの住宅ローンを取り扱っています。

どうです?
様々な工夫と努力で住宅購入にかかる諸費用を抑えることができるんです。
上記シミュレーションでは、家具・カーテン・家電で200,000円、雑費で50,000円と見積もっていますが、これも工夫次第では低く抑えられますよね。
住宅を購入する時は何かとお金がかかるものです。
少しでも節約できるところは節約したいものです。

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